syauto_sgsの日記(仮)

『スクスト』『スクメロ』が大好きな人のブログです。

『スクメロ』が僕達に残したもの 【2】2.5次元のアイドル

良ければ、まえがきからどうぞ。

 

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★徹底的な2.5次元アイドル

2018年、2次元作品の舞台(3次元)化などを意味する「2.5次元」という言葉は、世間に浸透しつつあります。この記事(https://www.oricon.co.jp/special/47672/)(「最近よく聞く“2.5次元”、その定義とは?」、オリコンニュースさん、2015年2月)がもはや3年以上前であることからも、最近もその歴史が積み重ねられていることがわかります。「テニミュ」や「µ’s」など、有名どころも数多くある分野です。

『スクメロ』は、アイドル戦国時代である今の世の中、この「2.5次元」という分野にも挑戦しました。具体的には、アプリコット・レグルス」の5人としてのライブや、イベント出演、ラジオ、さらにはTwitterアカウントまで作成しました。アイドル・2.5次元初心者であった私にとっては、2次元のキャラクターのアカウントが3次元の自撮りをアップロードしているという行為に、困惑というか、びっくらぎょうてんしました。おそらく、他の初心者の方もみんなそうだったのではないでしょうか。

今、『デレステ』に触れてみて分かることなのですが、『アイドルマスター』シリーズは、確かにライブなどは精力的に行われていますが、それは中の人との区別をつけてのライブであり、ここまでの2.5次元展開はなされていません(と思います)。また、「µ’s」と「レグルス」の自己紹介映像をググっていただければ分かると思いますが(怒られませんように)、前者はキャストとしてイベントに出演したりしていますが、後者はキャストの名前出ないんです!!あくまでキャラクターが3次元に出張しているんですね。それほどまでに、「アプリコット・レグルス」の2.5次元展開は徹底されていたのです。

 

★私も握手しました!

少し本筋から外れた話になりますが、彼女たちの活動の中には、駆け出しのアイドルだから(規模がそこまで大きくないから)こそできるもの、例えば、握手会や2ショット撮影などがありました。本当にアイドルって感じです。私も、ライブの際にレグルスのみなさんと握手をしたことをよく覚えています。「アイドルのライブ初めて来たんですよ」とか「すっごく楽しかったです!」とか私が言って、それに対して笑顔で「ありがとう~」と応えてくださったのが印象的でした。彼女たちは、まさに理想のアイドルでした。2次元の世界からやってきたかのような。自称オタクの私が言うので間違いないです(多分)。

 

★新たな興味、新たに知ったこと

さて、それでは、この2.5次元展開は何をもたらしたのでしょうか。

少なくとも私にとっては、「架空のものに身を重ねる、5人の女性」への親しみを覚えるようになりました。そう、2次元のキャラを前面に出すことになったからこそ、逆説的というのでしょうか、その中の人への興味が出てきたのです。

そうしたところで目にした、この記事(https://www.lisani.jp/0000063167/?show_more=1)(「『スクールガールストライカーズトゥインクルメロディーズ~』アプリコット・レグルスのインタビュー連載:レグルスのホンネのぞいちゃえ♪」、リスアニさん)。この中の人へのインタビューを見て、また、この頃から中の人のTwitterもフォローするようになって、知ったのです。自身の新たな境地を開きたい。歌姫になりたい。人の心を揺さぶる声優になりたい。ああ、彼女たちもまた「夢を抱いた女の子」なんだなぁと。

 

それから、『スクメロ』の楽曲がより深く私の胸に響くようになって、2次元のキャラクター5人と3次元の彼女たち5人が「共に歩んでいる」ことを感じるようになりました。

(追記9/13)そういえば、『神のみぞ知るセカイ』で知られる若木民喜先生が、「アニメじゃ、アイドルは新人がやるもの」とTwitterで発言したことがあったそうですね。ソースはアニオタwikiですが。中川かのんしかり、マクロスシリーズしかり、そうなんでしょうね…。この言葉の真意に近付けた気がします。

 

★「共に歩んだ」曲

特筆すべきは、初期からレグルスを支えてくれた、まさに「歩むこと」を歌う曲『Step!』と、レグルスのメンバー・篠宮明佳里の“お友達”である富永美杜さんが作曲した『Snow Planet』です。

『Step!』には、こんな歌詞があります。

 

瞳閉じた後 覚めたら消える夢より 目の前の

たしかな夢がいい つかめる夢がいい 恐れないよ

一度きりの奇跡だけで 終わる僕たちじゃないから

かたく手を握り返して 今日から明日へ 飛び込んでいこう

一度きりの奇跡じゃない 何度でも夢を叶えよう

僕たちが紡いだ想い 今日から明日へ ずっと続いていく

永遠はここにある

そうだ!夢は終わらない!

 

「夢」を掲げる3次元の彼女たちが、同じく「夢」に向かってひた走る2次元の彼女たちと自分を重ね合わせることに、私は心を動かされたのです。恐れずに夢を追い求める者の姿は、いつだって素敵です。

また、『Snow Planet』では、やはり中の人が作曲をするというのは新鮮でしたし、MIMORIさんと明佳里が手を取り合っているイメージが浮かびました。『スクメロ』の一つ目のアルバムのトリを飾る曲だったことや、ちょうど発売の季節が冬だったこともあり、何度も聴いたのをよく覚えています。

 

★「共に歩んだ」ファン、そして…

「共に歩む」といえば、【1】でも少しお話しましたが、ファンの方がたくさん盛り上げてくださったことは言うまでもありません。Twitterを見ると、いつも誰かのほほえましい声が聞こえ、素晴らしい作品が生まれ、本当に幸せでした。ありがとうございました。

 

そして、「共に歩んでいた」のは、彼女たち自身・ファンだけではないのです。この『スクメロ』というスマホリズムゲームもまた、道を歩む仲間でした。

私の話も折り返しです。次回のテーマは、「伝統と革新を併せ持つゲーム性」。

 

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